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ソメイヨシノが消える前に

ソメイヨシノが消える前に_f0014658_23113836.jpgソメイヨシノの「両親」判明=オオシマザクラとコマツオトメ-遺伝子解析で
3月26日14時31分配信 時事通信
 桜の代表的な品種、ソメイヨシノは、伊豆地方に固有の野生種オオシマザクラと東京・上野公園などにあるコマツオトメの交配で生み出された可能性が高いことが分かった。千葉大や静岡大などの研究チームが遺伝子を解析した成果で、30日から茨城大で開かれる日本育種学会で発表する。
 ソメイヨシノの起源をめぐっては、(1)江戸時代に染井村(現在の東京・駒込付近)で育種された(2)伊豆半島に自生していた(3)韓国・済州島の王桜が先祖-との3つの学説があった。今回の遺伝子解析結果によると、染井村説が有力となる。 
最終更新:3月26日20時31分
(写真上=オオシマザクラ、下=コマツオトメ)
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今日本中で生育しているソメイヨシノは、同じ木の「クローン体」であるという。
ソメイヨシノは種を作ることができない品種だから、挿木や接木でなければ殖やせない。
しかも、遺伝子的にはそろそろ寿命が来るため、そう遠くない将来、一斉に枯れる運命にあると聞く。

春を彩る薄紅色の雲のような花が姿を消す前に、
今のソメイヨシノと同じものを作り殖やしてほしいと、桜好きの私はつい思ってしまう。
新しく植えた木が大きく育つには、またかなりの時間が必要なのだろうけれど。
by hazuki-cat | 2007-03-27 08:54 | Flower Power