ねこのじかん

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阪神大震災から11年

f0014658_12262995.jpg犠牲者を追悼する集いで、ろうそくに火を灯し、手を合わせる少女=兵庫県伊丹市の昆陽池公園で16日午後6時38分、望月亮一写す (毎日新聞) 【2006年1月17日10時22分更新】
yahooの写真ニュースより転載。

     *   *   *   *   *

もうあれから丸11年経つのか。

朝に弱く、冬の早朝なんて普段はつついても起きない私が、
なぜかあの朝は、ふっ、と目を覚ました。
そうっと階段を下りる私の足に、
後から起きて追いついてきたミリ猫が擦り寄ったとき、
妙な感じで揺れた気がして、立ち止まったのを憶えている。
かすかな眩暈のように、しばらく続いた揺れ。
背中にじわりと滲む、厭な汗の感触。
裸足のつま先からゆっくりと這い登る冷気。
関東地方ではそんなに揺れていなかったはずなのに。

階下では両親がもう起きていて、父はジョギングに出かける支度をしていた。
リビングのTVはついていたものの、
確か最初は「東海地方で強い揺れ」とテロップが流れた程度。
特別番組がすぐに組まれるでもなく、ごく日常的な朝の風景だった。
(今思えば、被害が把握できないせいで過小報道されていたということなのだけれど)

TVの報道はかなり遅れ、夜が明けヘリが飛ぶようになってようやく惨状を伝え始めた。
時が経つにつれ増えていく被害者の数をニュースで伝えるキャスターの声。
なんだかゲームの点数を読み上げているみたいで、ひどく違和感を覚えた。

瓦礫の山、燃える家々の映像、それを映すカメラマンを乗せたヘリコプターの爆音が、
今でもちょっとした瞬間にフラッシュバックする。
あの音で、いったいどれだけの呻き声が消されたのだろう。

この日がめぐるたびにTV報道のエゴを思い出して、私はさらにTVが嫌いになる。
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by hazuki-cat | 2006-01-17 12:24 | Cogito, ergo sum